六甲ミーツ・アート2014 (その2)
六甲オルゴールミュージアム(「ホールオブホールズ」から名称が変わったらしい)の中庭(これも以前はなかったような・・・)にある作品、
浅羽昌二さん作の「森の向こう」。
何かの遺構の上に建てられたミラー張りの構造体が木々や空を映し出して、
そのもの自体の存在感は希薄になりながら
どこでもない「向こう側」が強烈にアピールしてきます。
・・・と
ふと振り返ると 木々の反対側に無数のキラキラが!!
どうしようもなくキラキラに誘われるバブルの申し子二名・・・(笑)
あ!
これが公募大賞のグランプリ作品でしたか!
(何の予備知識もなしにノコノコ現れて、あいすみません・・・)
竹久万里子さん作 「たまゆら」。
小さなベルをいくつも等間隔に結わえたテグスが
梢という梢、枝という枝から
見わたす限り吊り下げられていて・・・
それはもう 驚くばかり!
そして このベル、
澄んだきれいな音を鳴らしてくれるのです。
・・・・・・
もみじのやわらかい枝先からも。
風に揺られて
キラキラ キラキラ キラキラ・・・
写真ではうまく伝わらないかも・・・ですが
この空間に身を置くことが
至高の幸せに思えてきます・・・・・
メドウの上にも。
虫の合唱かと聞きまごう
たおやかでさやけき音色が奏でられていきます・・・・・
遊歩道脇のせせらぎの上にも。
道行く人々はみな笑顔。
この場所でこの作品と出合う奇跡をかみしめているかのような・・・
見上げるほどの大木からも。
強めの風が吹くと
ときどきテグスがからまってしまうこともあるようで・・・
低い場所なら
奇跡に立ち会えた観客がちょっと手直しする風景もあり・・・・・
作者が訪れ たまたまメンテナンス作業中。
少しお話しさせていただくことができました。
まっすぐな眼差しの、とても素敵な方でした。
聞けば ベルは2万個弱用意されたのだとか。
膨大な数をテグスに結わえる準備作業を黙々とこなされた
夢見るチカラの維持。
すごいことです!!
それによって
見る側も ひととき夢のような体験をさせてもらえているのですから。
・・・・・・
・・・・・・
この作品と出会えて 本当によかった・・・!
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
もうわかりましたね。 ・・・・・・はベルのつもりだったんです(イミフ)
そんなら ところどころに☆キラーンも入れろ、という声は完全に無視しまして(笑)
からまり 以外にも
六甲山の湿気でベルが錆びてきたり、もあるのだそう。
11月までの長丁場、
どうか無事に
この作品空間がながらえ
多くの人が
奇跡を感じ取ってくれますことを・・・!
まずは台風18号。
何の影響もなく やり過ごしてしまうよう
精一杯の念を送ります。
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