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80年の時を超えて。

●ご近所にお住まいの方がお貸しくださった2冊の素敵な本。 1926年発行のフランク・ロイド・ライト関係の書籍と、1927年8月発行の建築雑誌です。 お父様の蔵書を整理なさっていた折に出てきたのだとのこと。 

1926~7年というと日本では昭和になりたての頃ですが、中身は今見てもすこぶるモダン。  山本夏彦さんあたりが現代の文明・風俗・流行についておっしゃっていた「戦前の昭和10年ごろには今の世の中にあるものの原型はほとんど存在していたので今更驚くに値するものは何もない」というような意味のことが思い返されます。

Books_2

ドイツ語なので拾い読みぐらいしかできないのですが、ライトが当時アメリカなどでも様々なプロジェクトに携わっていた様子がよくわかります。 

スペクタキュラーな感じの立地に彼の設計で建てたいリッチなお施主さんがアメリカには多かったようです。     

樹木が建物の周囲に効果的に配されているのがたいへん印象的。

Imperialhotel

いまは明治村に移築された帝国ホテル(旧館)も掲載されています。 かっこいいー。

ありし日の姿を映したカラー動画(戦前の東京風景)も参考までにどうぞ。http://jp.youtube.com/watch?v=u1E8L83IizI ファサードに提灯が飾りとしてズラリと取り付けられているのが感慨深い(笑)

    

●建築雑誌の方には、「英国風の庭と家」的なくくりでラッチェンスの作品が紹介されていたりします。 

Lutyens_2

記載は特にないけれど、作庭はガートルード・ジーキルなんだろうなぁ、と思わせる雰囲気。 当然と言えば当然ですが、まさに同時代の、現役の作品としての取り上げられ方です。 「庭園史/建築史の中の一頁」ではない扱いは新鮮に感じます。

Furniture

そのほか、家具やインテリアのいろいろなヒントも散りばめられています。

往時のシュツットガルトのお店の広告ですが、鉢植えの観葉植物を飾るタワー的な家具はなかなかよい感じ。 一番下には大きくて深い受け皿が付いているので、水遣りもしやすそうです。 

今でも欲しいかも・・・!

●それにしても、当時の欧米で最新流行のこうした書籍をいちはやく入手されていたお方の、なんという慧眼!!  御影界隈~阪神間モダニズムの当事者でいらしたのでしょうね・・・。  

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