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旧乾邸見学記(3)

注)え~、「このブログ、画像が小っちぇーんだよ!!」とたまにお叱りを受けることがございますが、クリックしていただきますと拡大画像をご覧いただけるようになっておりますので だまされたと思し召してお試しくださいませ。

さて、それでは 旧乾邸のグレオク的気になるディテールをご紹介してまいりましょう。

Photo_3

(2)で触れた「使用人棟」の入り口土間の腰壁タイル。 渋めの色調のモザイクが北からのやわらかい光に映えてきれいです。 この近くの壁には昔から掛かっていたらしき小さな黒板があり、「ミンク」という走り書き文字が読み取れました。 さすがです。    

           

  

Photo_4

 車庫棟の壁面。 ナツヅタがいい雰囲気を醸し出しています。 本館の2階から確認できるここの屋根瓦は微妙に色を違えた何種類かが混ぜられていて、たいへん絵画的。 いい趣味です。

     

Photo_5 車庫棟の裏に回りこむと、いわゆるサービスヤード的なエリアが広がります。 焼却炉の面構えが、レトロな中にもひょっとしたらまだまだ現役復帰できそうかも?という迫力の存在感を示しています。

このそばには大型のケージがありましたが、薪置き場だったのか 何か動物を飼っておられたのか、今となっては判然としないスペースに。 妄想としては、アフガンハウンドか何かがいた絵が浮かびましたが、時代背景的にはシェパードかコリーかなぁ・・・。

  

Photo_6 ・・・と思いながら、ここに犬の鑑札がないか探したのですが、それらしきものは発見できず。 NHKとか水道とか電話とか赤十字とか東灘保護観察協会とかぐらいしか読み取れませんでした。 この鑑札たちの経年変化ぶりはかなりシャビーでいい感じ。 もしかしたら、欲しがる人もいそう。

ここは使用人通用口とでもいう場所なのですが、ここから先はガラス天井が激しく割れたままになっていたり、相当荒れています。 いろいろな大人の事情があるのでしょうが・・・その辺が(1)のさわりで触れたように、この邸の宙ぶらりんさを象徴しているかのようでもあります。

Photo_8阪神大震災によって倒壊後、撤去されてしまった日本建築(おそらく茶室?)のあった場所。 沓脱ぎ石はたぶん動かしてはいないでしょうから、建築のだいたいの大きさ・形はしのばれます。 手入れが行き届いていた往時は ここまで潅木が繁っておらず、もっと見渡しの効く眺望だったのではと想像されます。 小さな水の流れなどもあり、風情を感じさせる庭だったことでしょう。

(2)の終わりでも書いたように、そうそうたる名家の邸宅が今も立ち並ぶこの界隈。 ヘビーな相続税にもめげず、由緒あるお屋敷と庭を引き継いでいってくださる方々がたくさんおられますように祈らずにはいられません。

そして そうも言ってられない場合は、ナショナル・トラストのような動きがそれら文化的遺産を次世代へ引き継ぐ手助けができますように。 行政の力が行き届きかねる部分は、民間のそうした活動で補うしかないのですから・・・ 

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